戦後、住む家や食料・衣料等の生活物資が不足し、戦火を受けた工場が、最悪の金融事情のもと資金繰りに困っている状況を何とか打開しようと一致団結し、昭和23年2月、川崎区、幸区周辺の川崎市南部地域のエリアの企業が結集して川崎市工場振興会の名称のもとに設立いたしました。
　　以来、金融措置、機械貸与、厚生施設の貸与等、会員企業の要求に応える事業を展開してきました。そして、昭和41年6月、時代の要請により、川崎南工場振興会に名称を変更しました。その後も施設見学会、様々な福利厚生事業（ボウリング、ゴルフ大会）等新たな事業の実施に取り組んでおります。

１：基本方針
　本会は、従来の事業実績を踏まえ、川崎市との緊密な連携を保つとともに、市内工業団体との連絡を密にし、中小企業に関する各種行政施策の会員企業への周知並びに中小工業の直面する諸問題の市政及び県政への反映を図るとともに、会員企業相互の親睦と発展を通して工業の振興に寄与する。

２：事　業
　（１）会員企業従業員の福利厚生事業として、従業員・家族慰安事業を実施する
　（２）川崎市工業団体連合会と共催で、企業経営・技術取得等に関する講演会・講習会・研究会等を実施する
　（３）会員企業の振興・発展に関する事項について調査・研究し、県・市に対し積極的に要望を行う
　（４）市の中小企業施策に関する情報交換・意見交換の場として、市幹部との座談会・懇親会を実施する
　（５）会員増強・組織拡充を積極的に行う
　（６）県内外の優良事業所・公共施設等の見学会を実施する
　（７）会員相互の親睦を深め、併せて意見交換を行うための懇親会を実施する
　（８）会員企業従業員の親睦・交流を目的として、文化・体育事業を実施する
　（９）工業振興に関する情報等を会員に積極的に提供していく
　（１０）その他、理事会が必要と認める事業を実施する